平飼い自然卵養鶏

平飼いの自然卵養鶏は、畑の作物とお互い持ちつ持たれつの関係で成り立っています。野菜のクズや畑の雑草が、鶏の健康を保ち、鶏糞は作物の肥料となります。

 

卵が目的の養鶏ではありますが、それだけにとどまらず、残飯の処理をしてくれたり、良質の有機質肥料の自給もできます。

現在の一般的な養鶏は、ケージという小さなかごで身動きできないように飼われています。

密飼いによる運動不足やストレスのため病気にかかりやすく、ヒナの時から一生を通じてワクチンや抗生物質に頼らざるを得ません。

 

配合飼料の例

・トウモロコシ(ポスト八一ベストをしていないもの)

・酒糠(日本酒を作る時に出る米の粉)

・クズ小麦、クズ米

・魚粉(蛋白質を多く含む)

・カキガラ(カキの貝殻を砕いたもの)

・その他

 

自然卵養鶏では、鶏たちが本来持ち備えている、病気などへの抵抗力を最大限に高めてやり、健康で生命力に溢れた力強し鶴を育てる事が基本です。そのために次のような工夫をしています。

 

1.大地の上に直接鶏を飼う

2.風通しや日当たりを良くするため、鶏一小屋の周囲は壁のない金網張りにする

3.地域や季節で手に入りやすいものを中心にエサを配合する

4.群れのストレスを減らし、統率をとるため雄鶏を一緒に飼う養鶏に限らず、最近は家畜のエサのほとんどを輸入飼料に頼り

がちですが、ポスト八一ベストの不安が常につきまといます。私達は、できる限り国内産の利用可能なエサを探し、より安全な卵が得られるよう模索しています。

(岡本)