◆どうして無農薬で作物ができるの?

本当に健康で元気な人には薬も医者も必要ありません。けがをして傷があっても自分の力で治す強さを持っています。作物も同じです。作物に適した環境と良い気候条件が整えば病気や虫に負けないでそだちます。では、なぜ農薬をたくさん使うようになったのでしょうか。

 

 1つの作物を大面積で栽培したり、毎年同じものを作り続けるので土の中の微生物のバランスが偏り病気にかかりやすくなる。

 ビニールハウスのような自然な環境の中や季節はずれの栽培は作物を弱くする。

 見栄えのする野菜を作るために窒素分を多投すると野菜が軟弱になり、虫や病気に侵されやすくなる。

 

 作物に負担をかける栽培をするようになったのは、大量に効率よく市場性の良い「商品」が要求されるようになったからです。 これは本来の食べ物としての野菜の価値とは異なるものです。

 

 それではどの様に無農薬で栽培するのでしょうか。

 

年間50品目以上の作物を作り、特に土中の害虫を減らすイネ科(麦、トウモロコシ、ヒエ、アワなど)の作物を取り入れて輪作を行なう。

露地栽培を基本とし、季節にあったものを作る。

虫よけネットなど、農薬に替わる害虫防除の工夫をする。

作物が健康に育つ環境を守り、土づくりを大切にする。

 

 私達が農薬をまかないのは、まず農家自身が農薬の害を一番に受け、次に環境を汚染し、そしてまかれた作物の味を損ない、食べる人の健康も脅すからです。

 

 今、あなたの前にある無農薬の野菜は育てられてきたものではなく、「自分の力で育ってきた食べ物」です。

 どうかあなた自身のお口の都合ばかりで選ぶことなく、自然の恵みに心を開き、一期一会の出会いを大事にしてください。

 (田下)